【僕が退社を決めた理由②】会社の外で通用するスキルが身に付かない
僕の勤める会社は、そこそこ大手のSIer(ITシステムを作る会社)です。で、先日同僚と仕事帰りに飲んでいるとき、「もしSIerという職業がなくなったらどうするか」という話になりました。システム開発の内製化が進むとか、価格面では勝負にならない途上国の企業に、ついに品質面でも敗れるとかですね。
そんな日が来たらどうするか。
まぁ転職活動しなきゃねー。もう若手って歳でもないから、即戦力アピールしなきゃねー。僕の強みといえば、、あれ?あれれ??
そうです。SIerという世界の外に飛び出した時に、通用するスキルが自分には全く無かったのです。
何かを作ることができるわけでも無い。何かを売ることができるわけでもない。もちろん、コンサルティングのようなことをする知識もない。
(悲しいかな、大手SIerだと若手の頃からプロジェクト管理寄りのタスクが主となるため、プログラミングのスキルさえ怪しかったりするのです、、って一般化してしまいましたが、あくまで僕の場合です)
このままでは、非常にマズいのではないか。
とある先輩が、「緩慢な自殺はするな」と言っていましたが、まさに自分が緩やかに死につつあることに気づきました。
仕事のスキルだけではありません。料理だってできない。身の回りのものが壊れた時に、ちょっとした修理を自分ですることもできない。何かが起こった時、お金を払って誰かに解決して貰わないと、まったく生きていくことができないのです。
このままサラリーマンを続けて、5年後、10年後に会社が潰れたら?
その時点で人生終了です。お金がないと生きていけないのに、自力でお金を稼ぐ力がないのですから。
それだったら、まだ若い(?)今のうちに、少々苦労してでも生きていく力をつける努力をすべきではないでしょうか。
身の回りのことは自分でできる、会社に依存しなくてもお金を稼げる、そんな力を磨いておく必要があります。
それならばいっそのこと、いますぐ会社を辞めてしまおう。生きる力を身につけるために全力を注ごう。僕はそう決めました。