【僕が退社を決めた理由① 】仕事にエネルギーを使い切り、大切な人と繋がる時間が持てなくなった
僕の職場は残業が多く、終電帰りも多々ありました。ときどき休日出勤もあります。とはいえ、それなりにやる気のある若手だったため、長時間労働を苦ともせず、熱心に仕事に打ち込んでいました。
しかしこのような働き方には大きな問題があって、週末には完全にエネルギーが切れ、廃人になるんですね。
もう人に会いたくない。家に引きこもります。LINEも電話もすべて無視していました。この「会いたくない」の対象は仕事の関係者だけではありません。友達、恋人、家族すべてです。
もともと人付き合いが得意ではない僕は、仕事上の付き合いで、持てるパワーを使い切っていたのだと思います。
次第に、本来もっとも大切にすべき人達との関係が疎遠になっていきました。
このままではいけないと、無理矢理に予定を入れてみたりもしましたが、結局は仕事に疲れて当日ドタキャンしてしまう。
それでも仕事が充実してしている時は良かったです。どんなにプライベートが荒廃しても、僕には仕事がある!と思えましたから。
ところが一旦仕事がうまくいかなくなると、もう辛いです。いったい自分は何をやっているんだと。
これだけの私生活の犠牲を払って、そのうえ仕事にも失敗して、何も残らなかったことに愕然としました。
この事に気付いたとき、「仕事を辞めよう」という思いが強く頭に浮かびました。
大切にするべきは、友達であり、恋人であり、家族です。仕事がそれらに優先することはあり得ません。
こうして、僕は退社を決意しました。