自分の気持ちを理解するために取り組んでいること
前回の記事では、
- 自分の気持ちがわからない
- それは自分の気持ちを言葉にしてこなかったからだ
ということを書きました。
今回はこれを克服するために僕が取り組んでいることを書いてみます。
大まかに言って、下記の二つの方向からアプローチをしています。
- 自分の気持ちを言葉にする訓練をする
- なぜ気持ちを言葉にできなくなったのかを、ひたすら深掘りする
ここからは、それぞれについて説明していきますね。
1. 自分の気持ちを言葉にする訓練をする
アサーティブコミュニケーションという言葉があります。「僕なんて、、」と自分を卑下することなく、自分の気持ちを素直に表現する。ただし、一方的に自分の気持ちを押し付けるのではなく、相手を尊重する気持ちも忘れず、その気持ちも併せて伝える。
だからアサーティブなコミュニケーションができれば、相手に嫌な思いをさせることなく、自信を持って自分の気持ちを言葉にすることができます。
でもこれって、いきなり人に向かって実践するのはとても難しいです。だって今まで使ったことのない言葉を口にするのですから、気恥ずかしいじゃないですか。
しかも普段言い慣れてなくて語彙が乏しいから、いいちいち「なんて薄っぺらい言い方しかできないんだ〜」って自分を責めてしまう。
会話の内容なんてそっちのけで、一人で苦しんでしまいます。こんな状態では会話がやりにくくて仕方ありません。
そんなアサーティブ素人の僕には、一人でこっそりと練習できる方法が必要です。
そこで僕が取り組んでいるのが、ツイッターに独り言をつぶやきまくる方法です。
「あの言い方はマズかったな」
「こういう言い方もあったな」
日常生活の中でそんな事を思った時は、すぐにツイッターにつぶやきます。現実の会話ではやり直しはできませんが、ツイッターなら納得のいく言い方ができるまでやり直すことができます。
他にも、あーなんかモヤモヤする!という時は、そのモヤモヤをすべてツイッターにぶちまけます。
綺麗な言葉にならなくても問題ありません。言葉に出来ないなら、「なんだかよくわからない」と素直につぶやきます。それも立派な自分の気持ちなんです。
ただし、これは専用アカンウトを作成して行うことをおすすめします。普段の僕からは想像もできないような言葉もつぶやいているため、知り合いに見られると、ドン引きされる恐れがあります。
2. なぜ気持ちを言葉にできなくなったのかを、ひたすら深掘りする
そもそも、なぜ自分の気持ちを言葉に出来なくなったのか。その原因がわかれば、もっと根本的な解決をはかることができるはずです。
よく、自分の気持ちがわからない人はアダルトチルドレンであると言われます。
親から十分な愛情が与えられず、自分の存在を否定されてきた。そのような幼少期を過ごした人は、知らず知らずのうちに自分の感情を押し殺し、周囲の人間の機嫌ばかりを伺うようになります。
だって、自分で自分を守る力がない子供のうちは、身を守るためには親の愛情を頼りにするしかないんですから。それなのに、親にさえ自分を受け入れてもらえなかった。常に周囲の大人の期待に応えることを強いられてきた。そんな子供が自分の気持ちを言葉にするなんてできるわけがありません。このような幼少期を引きずったままの大人をアダルトチルドレンと呼びます。
僕もアダルトチルドレンの一人です。
子供の頃、自分の気持ちを受け入れてもらえなかった。だから今でも、無意識のうちに気持ちを押し殺し、周囲の反応ばかり気にしてしまいます。
厄介なことに、アダルトチルドレンのきっかけとなった辛い出来事は記憶の奥底にしまわれていて、明確に思い出すことができません。
ただなんとなく、子供の頃を思い出すと胸の奥がざわざわするような、鈍い痛みがあります。
このような辛い経験をはっきりと思い出し、それを自分なりに消化することができれば、アダルトチルドレンは必ず克服できるはずなんです。
僕はこの幼少期の経験を思い出すということに、2年ほど取り組んでいます。
すごくゆっくりですが、少しずつ記憶が具体化されてきているのを感じています。