【一人旅】栃木県川俣温泉 国民宿舎 渓山荘 その2(朝食〜帰り道)
前回の続きです。
朝食
朝食は8時からです。夕食と同じく放送が流れますので、食堂に向かいます。
朝食も品数多く、大満足です。
お風呂は8時〜15時前まで清掃タイムとなるため、朝風呂は朝食前に済ましておく必要があります。
なお、客室に洗面台、トイレはありません。これらは各階にある共用のものを利用することになります。どちらも清掃が行き届いておりとても清潔でした。
これは洗面台の様子です。(写真写りはアレですが実際は清潔です)
周辺散策
少し周りを散策して見ましょう。
獣肉料理が食べられる有名なお店、「またぎの里」を目指します。渓山荘からバスで7分です。
「熊」、「鹿」の文字の主張がすごい。
まずは鴨ラーメン(800円)を注文。
醤油ベースに鴨ダシがしっかり効いていてかなりおいしい。これは珍しさとかに関係なく、普段から食べたくなるレベルです。
パンチの効いたものも挑戦してみようと、追加で山椒魚の串焼き(400円)を注文しました。
うーん、そのまんまな見た目。。
ただし、味はそれなりにおいしいかったです。甘辛ダレに香ばしさが混ざった感じです。
僕の後から入ってきたお客さんは、熊肉の串焼きや、鹿丼を注文していました。
店内は意外と広く、30人くらい入れます。
この日は天気が良かったので、渓山荘まで歩いて帰ることにしました。
歩くと30分弱かかります。そして、渓山荘に近づくまでは基本的に何もありません。
まだ11月だというのに、所々雪が積もっていました。この辺りは標高が1000メートル近くあるそうで、夜には氷点下まで冷え込みます。
今回は時間の都合で行けませんでしたが、川俣温泉には15メートル近く湯柱を吹き上げる間欠泉や、源平合戦にて破れた平家落人が潜んだと伝わる平家塚などもありますので、是非訪れてみてください。
帰り道
往路と同様、鬼怒川温泉駅まではバスで帰ります。日曜日だったため、バスはほぼ満席でした。
ちなみに、川俣温泉の最寄駅は川治湯元駅ですが、鬼怒川温泉駅からバスに乗る方がおススメです。鬼怒川温泉駅なら浅草、北千住から東武鉄道の特急で乗り換えなく行けますし、駅前にお店も多いのでバス待ちの時間潰しにも便利です。
建物は古めですが、一泊二食付きで1万円しない値段は魅力ですし、何より露天風呂が素晴らしいです。
日光、鬼怒川などの有名どころではなく、山奥でのんびりしたいって気分の時はぜひご利用ください。
【一人旅】栃木県川俣温泉 国民宿舎 渓山荘 その1(行き道〜就寝)
週末に有給休暇をくっつけて、川俣温泉の国民宿舎 渓山荘に2連泊してきました。
露天風呂が最高に気持ちよく、ものすごくリフレッシュできたので紹介しますね。
渓山荘にはお一人様にも優しい一人旅プランがあり、週末でも一泊二食付きで1万円かからず泊まることができます。
そもそも川俣温泉ってどこ?って人のために地図も載せておきます。すごい山奥です。
行き道〜到着まで
旅の始まりは、鬼怒川温泉駅です。
鬼怒川温泉駅前からバスに揺られること約1時間半。くねくねと山道を登っていきます。
バス停「川俣温泉」で下車すると、目の前に渓山荘の看板があります。
写真左の坂道を下ると、3分程で渓山荘に到着です。
フロントとロビー。1枚目の奥に見える扉は食堂です。
チェックインが終わったら、まずはお部屋を確認。シングルルームなので小さめです。
(部屋の写真撮り忘れました 笑)
浴衣、タオル、歯磨き等、一通り揃っています。フロントに「バスタオルは有料」と張り紙がありましたが、バスタオルも揃っていました。とはいえ旅行サイトの口コミにはバスタオルがなかったという声もあるのて、時と場合による様です。
お風呂
それでは、お待ちかねのお風呂です。平日の早い時間だったこともあり、誰も入っていなかったのでお風呂の中も写真を撮らせていただきました。
脱衣場。右の扉が内湯、正面の扉が露天風呂に続きます。
お風呂にドライヤーはありません。
(客室に置いてありました)
内湯の様子。硫黄の匂いがプンプンします。
リンスインシャンプー、ボディソープが備わっています。
そして露天風呂へは、脱衣場に戻りもう一つの扉を入ります。扉を開けるとトンネルが続きます。
これを抜けると、、、どーん
お湯加減もちょうどいいです。
振り返ればさっき抜けてきたトンネルの入り口があります。
写真奥に見えるのは渓山荘の客室です。
って丸見えじゃないですか!笑
※ 丸見えなのは男湯だけで、当然女湯は見えません
とはいえ、鬼怒川の流れる音を聞きながら、露天風呂を独り占めできるなんて最高!
有給休暇ありがとう!!
夕食
お風呂を満喫し、部屋に戻って休んでいると、「食事の用意ができました」のアナウンス流れたので食堂に向かいます。ロビーの奥のこの扉が食堂です。
夕食はこんな感じです。
豪華という程でもないですが、品数が多く、栄養たっぷりです。奥の鍋は鴨鍋でした。
あまりの美味しさに、勢い余って熱燗など頼んでしまいましたよ。
食後は再び温泉を満喫して、早めに就寝です。
今日はここまで。おやすみー
【僕が退社を決めた理由③】嘘をついて生きなくてはならない
今年の10月に発覚した神戸製鋼の品質データ改ざん問題。
「納期のプレッシャーがあった」という弁明に、非難の声が上がっています。
もちろん、顧客を欺くデータ改ざんなどあってはならないことです。
、、、でもね、僕はこのニュースを見たとき、まったく他人事に思えなかったんです。
いやもちろん、僕は改ざんなんてしてないですよ。だけど、じゃあ仕事において何の嘘偽りも無く誠実に取り組んできたのか聞かれると、決してイエスとは言い切れないです。
納期のプレッシャーは常に感じていました。プロジェクトマネージャーに「終わったのか?」と問われたら、実際はまだまだなのに「終わりました」と答え、深夜残業で帳尻をあわせる。そんなことは良くありました。
結局朝になっても終わらず、苦し紛れの言い訳を捻り出して切り抜けたこともあります。
自分のタスクで一杯一杯になって、大きな問題を「見て見ぬ振り」してしまったこともありました。
そんな社会人生活を送ってきたため、もし自分が神戸製鋼の社員だったら、同じことはしないと言い切れるか?と問われると、答えに窮します。
「こうしないと納期に間に合わない」と言われたら?
「これまでもこうして来たから今回も大丈夫」と言われたら?
とてもノーと言い切る自信は僕にはありません。
またその一方で、そんな自分がとてつもなく嫌いでもあります。
外から見ている時には明らかにおかしいと思う。でもいざその現場に飛び込むと、いつのまにか同じ過ちを犯してしまう。
納期のプレッシャーには恐ろしい力があります。
お前が不誠実なだけだ。仕事の効率が悪いだけだ。
そんな批判も当たっている面はあると思います。
自分でもそう思って、仕事の進め方を改善しようと様々な努力をしました。
ですが、仕事のスピードが上がっても、その分仕事は増え、結局納期に追われ、僕の悩みは一向に消えませんでした。
そしてこれは、サラリーマンを続ける以上、どこまでいってもついて回る悩みだと気づきました。
ひょっとすると、多くの人には気にならない悩みなのかも知れません。
「それが働くってことだよ」
「大人になれよ」
そんな声も聞こえてきます。
でも他人がどうであれ、僕は嫌なのです。
自分に対しても他人に対しても、嘘をつくような働き方はしたくない。それがサラリーマンでは実現できないのなら、サラリーマンではない働き方を目指します。
そのため、僕は退社することにしました。
【僕が退社を決めた理由②】会社の外で通用するスキルが身に付かない
僕の勤める会社は、そこそこ大手のSIer(ITシステムを作る会社)です。で、先日同僚と仕事帰りに飲んでいるとき、「もしSIerという職業がなくなったらどうするか」という話になりました。システム開発の内製化が進むとか、価格面では勝負にならない途上国の企業に、ついに品質面でも敗れるとかですね。
そんな日が来たらどうするか。
まぁ転職活動しなきゃねー。もう若手って歳でもないから、即戦力アピールしなきゃねー。僕の強みといえば、、あれ?あれれ??
そうです。SIerという世界の外に飛び出した時に、通用するスキルが自分には全く無かったのです。
何かを作ることができるわけでも無い。何かを売ることができるわけでもない。もちろん、コンサルティングのようなことをする知識もない。
(悲しいかな、大手SIerだと若手の頃からプロジェクト管理寄りのタスクが主となるため、プログラミングのスキルさえ怪しかったりするのです、、って一般化してしまいましたが、あくまで僕の場合です)
このままでは、非常にマズいのではないか。
とある先輩が、「緩慢な自殺はするな」と言っていましたが、まさに自分が緩やかに死につつあることに気づきました。
仕事のスキルだけではありません。料理だってできない。身の回りのものが壊れた時に、ちょっとした修理を自分ですることもできない。何かが起こった時、お金を払って誰かに解決して貰わないと、まったく生きていくことができないのです。
このままサラリーマンを続けて、5年後、10年後に会社が潰れたら?
その時点で人生終了です。お金がないと生きていけないのに、自力でお金を稼ぐ力がないのですから。
それだったら、まだ若い(?)今のうちに、少々苦労してでも生きていく力をつける努力をすべきではないでしょうか。
身の回りのことは自分でできる、会社に依存しなくてもお金を稼げる、そんな力を磨いておく必要があります。
それならばいっそのこと、いますぐ会社を辞めてしまおう。生きる力を身につけるために全力を注ごう。僕はそう決めました。
【僕が退社を決めた理由① 】仕事にエネルギーを使い切り、大切な人と繋がる時間が持てなくなった
僕の職場は残業が多く、終電帰りも多々ありました。ときどき休日出勤もあります。とはいえ、それなりにやる気のある若手だったため、長時間労働を苦ともせず、熱心に仕事に打ち込んでいました。
しかしこのような働き方には大きな問題があって、週末には完全にエネルギーが切れ、廃人になるんですね。
もう人に会いたくない。家に引きこもります。LINEも電話もすべて無視していました。この「会いたくない」の対象は仕事の関係者だけではありません。友達、恋人、家族すべてです。
もともと人付き合いが得意ではない僕は、仕事上の付き合いで、持てるパワーを使い切っていたのだと思います。
次第に、本来もっとも大切にすべき人達との関係が疎遠になっていきました。
このままではいけないと、無理矢理に予定を入れてみたりもしましたが、結局は仕事に疲れて当日ドタキャンしてしまう。
それでも仕事が充実してしている時は良かったです。どんなにプライベートが荒廃しても、僕には仕事がある!と思えましたから。
ところが一旦仕事がうまくいかなくなると、もう辛いです。いったい自分は何をやっているんだと。
これだけの私生活の犠牲を払って、そのうえ仕事にも失敗して、何も残らなかったことに愕然としました。
この事に気付いたとき、「仕事を辞めよう」という思いが強く頭に浮かびました。
大切にするべきは、友達であり、恋人であり、家族です。仕事がそれらに優先することはあり得ません。
こうして、僕は退社を決意しました。
【退社】会社を辞める勇気が出ないときに読みたい本 7選
減速して自由に生きる - ダウンシフターズ(髙坂勝)
退職を決めるにあたって、最も背中を押してくれた本。多くの収入を求めず、余暇と自由を求めて生きる「ダウンシフターズ」のバイブルです。会社を辞めてから、「たまTSUKI」をオープンして現在に至るまでの体験談が綴られています。上手くいったことだけではなく、苦労された経験も書かれているため、「自分だったらどんな人生を歩むか」をより一層強く想像させてくれます。
ちなみに冒頭の、温泉に入りながら「会社を辞めよう」と涙を流すエピソードは、エリートサラリーマンとして生きる辛さと虚しさが感じられる大好きなパートです(笑)
プア充 - 高収入は、要らない(島田裕巳)
年収300万円が一番幸せになれる。サラリーマンを辞める話ではないですが、出世を目指してバリバリ働くことをやめ、自分のペースで働きつつ人生の充実を目指す生き方は「ダウンシフターズ」と通じるものがあります。
魂の退社 - 会社をやめるということ(稲垣えみ子)
アフロでおなじみ朝日新聞の稲垣さんの著書です。「周りの評価なんて気にしない」とは言いながらも人事速報を見て一喜一憂してしまう、そんなサラリーマンとしては避けられない苦しみも綴られています。
稲垣さんは断捨離のスペシャリストでもあります。会社を辞めると生活水準も下げざるを得ないため、いかにモノを持たずに暮らすか、という点でもこの本は参考になります。
ニートの歩き方 - お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用術(pha)
ニートとして生きるー サラリーマンとしてはダメでも、自分には自分の生き方がある。会社という世界の中で自分を見失いかけた時に、いろんな生き方があるんだということを思い出させてくれます。
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
- 作者: pha
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まだ東京で消耗してるの? - 環境を変えるだけで人生はうまくいく(イケダハヤト)
東京を捨て、田舎に移住することのメリット熱く語るイケダハヤトさん。
田舎で暮らす楽しさだけでなく、実際に移住する際の注意点や、田舎で仕事を作るアイデアも学ぶことができます。
【電子版特典付き】まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)
- 作者: イケダハヤト
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稼がない男。(西園寺マキエ)
自分にとって最も大切なものは何か。仕事に忙殺されて大事な人と話す時間も取れない時、この本を読むと人生の優先順位を思い出させてくれます。
TOKYO 0円ハウス0円生活(坂口恭平)
ホームレスでも大丈夫。知恵さえあれば、家がなくても、仕事がなくても立派に生きて行けます。何も考えないサラリーマンより、よっぽどワクワクする生き方だな、なんて思います。
突然ですが、退社させてください
先日、会社を辞めたいと上司に伝えました。
実は一年ほど前から、今回のプロジェクトが完了するタイミングでの退社を考えていました。
しかし僕が辞意を伝えた時は、プロジェクトの進捗が思わしくなく、当初のスケジュール通りには終わらないことが決定的な状況。。
そもそもプロジェクト立て直しのため、スケジュールを再構築している最中でした。
そのため上司には、「退社したいという意思は理解した。ただ、プロジェクトの完了までは残って欲しい。そしてプロジェクトのスケジュールが未確定以上、正式な辞意とは受け取れない」と言われました。
僕もプロジェクトを途中で投げ出したくはないですし、できるかぎり上司の役には立ちたいと思っています。
そこで、「プロジェクトのスケジュールが立った時点で、再度相談させて下さい」と伝えて、この場はお開きとなりました。