いつでもばんとしふと

ゆるく生きる毎日を綴ったブログです。

プレゼン -学生時代の思い出

学生時代、プレゼンというのはどうも苦手だった。僕は2回も大学院生を経験したのだが(1回目は農学修士、2回目は情報科学修士)、2回目の大学院を卒業するころに、ようやくプレゼンの自分なりの型のようなものを見つけることができた。実は研究そのものの進め方についても同じなのだが、これについては改めて書きたいと思う。


今思い返せば、当時プレゼンが下手だった理由には以下の3つがあった。
(これらとは別に、もちろん緊張しいだったせいもあるけれど)


(1) 研究背景の説明方法が良くわからなかった

研究背景の書き方はいろんな人がいろんなことを言っていたけれど、結局のところどれが良いのか、なかなかピンとこなかった。特に研究の目的として何を挙げるべきなのか、正直最後までわからなかったような気がする。
世の中の「目的」と呼ばれるものは必ず「1段階上の目的」の手段となっている。先生は「できるだけ話を大きく」って言うけれど、どんどん上までのぼっていくと、最後は「世の中を良くする」みたいな話になるんだけど。大きすぎてわけわかんない。
まあ理想は「一般人にも研究の社会的意義が伝わるレベル」なんだろうけど、学生時代の僕にはこれがとても難しかった。


(2) 必要な前提の説明漏れが多かった

論文にも共通することだが、「わかるよね?」と思って説明したことが全然伝わらない、ということが良くあった。これは経験した人も多いのではないだろうか。どうすれば漏れなく説明できるようになるのかというと、これはもう場数を踏む(何度も人に説明して、伝わりにくいところに徹底した突っ込みをいれてもらう)しかないと思う。


(3) そもそも、研究が行き当たりばったりでストーリー性に欠けていた

これはもうどうしようもない話だが、そこはやっぱり大学院の研究だから、こういうことも起きるのである。これに散々悩まされてからは、イシュードリブン、仮説ドリブン、アウトプットドリブンという考え方を必死で勉強するようになった。


もちろん学生時代はこんなにクリアに理解できていなかったため、一向に改善しなかったわけである。

じゃあ今は当然できるんでしょって?

さーね!